ナチュラルワインと手作り惣菜の小さなお店
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ディジョン・ブルゴーニュ
こんにちは、サボリです。


リヨンから北上し、ブルゴーニュ地方ディジョン市へ来ました。



ここブルゴーニュ地方はフランス ボルドーと並ぶワインの大変有名な産地です。

誰しも一度は耳にした事があるのではないでしょうか、
ロマネ・コンティはここ、ブルゴーニュ地方ヴォーヌ・ロマネ村のワインです。


ヴォーヌロマネ村に限らず近隣にも素晴らしいぶどうを産み出す土地、情熱に溢れるワイン生産者がたくさんいます。





ニュイ・サンジョルジュ村のピノ・ノワールのぶどう畑。

正面のなだらかな斜面にもぶどう畑が連なります。

この辺り一帯は非常に上質な、まるで宝石の様なぶどうが収穫できる事と、秋の収穫時期にはぶどうの葉が黄金色に色づく事から、コート・ドール(黄金の丘)と呼ばれています。



ジュヴレ・シャンベルタン村の特級畑!!
、、、、写真じゃ全く見分けがつきませんね。






ブルゴーニュのワインはボルドーワインのようにブレンドせず、全て単一品種のぶどうから作られます。
(ボルドーではそれぞれのぶどうが持つ特性を活かし、補いつつ、造り手の理想の味になるように単一品種ワイン同士を混ぜる調合<アッサンブラージュ>が伝統的に行われます。)



ぶどうはピノ・ノワール、シャルドネ、アリゴテ、南下して日本でも馴染みの深いボジョレー地区のガメイ等です。

このニュイ・サンジョルジュ村やジュヴレ・シャンベルタン村を含む、ボーヌ村以北は"コート・ド・ニュイ"と呼ばれ、ピノノワールの畑がその大半を占めます。
そしてこの地区のワインはやはり上質で偉大であるが故、日本で購入するとそれなりのお値段がします。



ディジョンに来たからにはブルゴーニュワインをここぞとばかりにガブガブ飲んでやろう、という私の目論見も儚く、現地でもご多聞に漏れずそれなりのお値段でした。。。。





この日の目的はディジョンから離れ、バスで1時間ほど南の街 ボーヌ村の観光です。


電車だと15分くらいで1人5ユーロくらいなんですが、僕らが利用したバスは
1時間かかるものの、

ブルゴーニュのぶどう畑の真ん中を走り!
村の中心部まで入り込み!
なんと1人1・5ユーロと激安!なのです。

お時間に余裕のある方なら是非バスでの移動をオススメします。(もうお気付きだと思いますが、上の写真はバス車内から興奮しながら撮影したものです。)
また朝8:40発のバスだったのですが、これが朝の渋滞と重なり、ちょ〜うどいい具合でトロトロ走るんです!!










ボーヌ村での目的は、カーヴやワイン市場での試飲はもちろん、"オスピス・ド・ボーヌ"の見学です。
毎年11月の第3週末にブルゴーニュではワイン祭りが行われます。
「栄光の三日間〜Les Trois Glorieuses」
ここオスピス・ド・ボーヌことオテル・デューではワインオークションが開催され世界中からワインの買い付け業者が集まります。

日本人の参加者もいて、たまにニュースでやってますよね。



この十五世紀に建てられた病院オテル・デューはぶどう畑を所有し、その収益によって治療を受けたくても受けれない方を対象に無償で病人を看護してきたそうです。


ワインが深く文化と歴史に根付いている事を強く感じます。


かつて1300ヘクタールあったぶどう畑は現在58ヘクタールまで縮小されてしまいましたが、それでもグラン・クリュのワインとして人気が高く、由緒あるワインオークションは今日まで続いています。
いつか参加とまではいかないでも、是非見学してみたいですね。










と、今回は活字ばかりになってしまいました。すみません。。。どうしてもブルゴーニュには思い入れが強くて説明ばかりになってしまいます。

写真もまだまだたくさんありますので、また別の機会に。





今日までヨーロッパを一ヶ月かけてのんびり旅してきました。

来て見て聞いて食べて飲んで感じて、心もお腹まわりも一回り大きくなれたかな?(おなかまわりは確実に。)



帰国後はがんばってお店作りです。

また少しずつ近況をアップしていきますので、お仕事や家事の合間なんかにほんのチョットだけでもチェックしていただけたら嬉しいです。




ワインキッチン・サボリでは

美味しい生ハムやチーズ、出来るだけカラダに優しい食材を使ったおそうざいと、それらにピッタリなワインを数多くご用意して皆様をお迎えします。








オープンは11月頭を目指してただいま準備中!